適切な身体の使い方-02-【握る動作】

本日のブログから具体的な動作を取り上げます。まず始めに「握る動作」について書こうと思います。地味なテーマかもしれません。

前回のブログで私は、読者の皆さんに以下の質問を行いました。「下記のボール、皆さんはどうやって握りますか?」

ボール

ボールを持つため、ボールを投げるため、状況により様々な握り方があると思います。上記の質問をした意図は、何らかの物を握る際に、手のどこを使うべきなのかを読者の皆さんに少し意識して欲しいからです。

2つの握り方をご紹介します。

指腹握り

上記の図では、指の腹を使ってボールを握っています。この握り方を「指腹(しふく)握り」と呼びます。

指尖握り

上記の図では、指の先端を使ってボールを握っています。この握り方を「指尖(しせん)握り」と呼びます。

指腹握りと指尖握りでは、主に働く部位が異なります。指腹握りでは、手の中にある小さな筋肉(内在筋)が主に働きます。その一方で指尖握りでは、前腕にあるやや大きな筋肉(外在筋)が主に働きます。この違いは、身体の構造的特性により生じます。

また、私の経験上、指尖握りでは、首肩まわりに余分な力が入りがちです。その一方で、指腹握りでは、腹部が働きやすいと感じます。「指腹を使えば、腹部が働く」興味深い現象だと思います。

日常生活において私は、指腹をうまく使う事を意識しています。なぜなら、指腹握りの方が指尖握りよりも、様々な動作において外力をうまく使いやすいと感じるからです。

緊急の場合、話は異なります。例えば、転倒しそうになった人を助ける時には、無意識に指尖握りを使っているでしょう。どの様な握り方をするべきかは、状況により異なります。

握るという動作は、料理や読書など、日常の様々な場面で行われます。日常の様々な動作において、指腹をうまく使ってみてはいかがでしょうか?それが、外力をうまく使う事に役立つと思います。さらには、身体の動きを良くする事にも役立つと思います。

本日のブログでは、「指腹握り」と「指尖握り」についてご紹介しました。本日の内容は、主として私の感性や経験に基づくものです。筋電図などにより計測された客観的データを示している訳ではありません。とはいえ、本日紹介した内容をぜひ試してみて下さい。きっと何らかの違いが感じられるでしょう。

次回のブログでは、「持つ動作」について書こうと思います。これも地味なテーマかもしれません・・。身体のどの辺りで物を持つべきかについて書こうと思います。それでは、また次回。

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