ロジャー・フェデラーの偉大さを語る-01

本日のブログでは、ロジャー・フェデラーの偉大さについて熱く語ろうと思います。

播州太郎「これ何のブログ?」

ロジャー・フェデラー。1981年8月8日生まれ。スイス出身のプロテニスプレーヤーです。グランドスラムと呼ばれるテニスの四大大会で20回の優勝を達成するなど、数多くの素晴らしい実績を残しています。

私はフェデラーを一度だけ見かけた事があります。とはいえ残念ながら、テニスをしている姿を直接見たことはありません。私は彼の大ファンです。それはなぜか?理由の1つは、彼のテニスが私の頭の中にある「良い動き」というものを体現していると感じるからです。

フェデラーのテニスは肩の力が抜けている(余分な力みがない)事で有名です。テニスというプレッシャーのかかる競技の中で、時にグランドスラムの決勝で、それができるのは信じられません。肩の力を抜いてテニスをする事にどの様な利点があるのでしょうか?このブログらしく、物理の観点からみてみたいと思います。

前回のブログで「肩の力を抜く事を動作の始まりとする」と書きました。肩の力をうまく抜いたフェデラーのテニスは、外力をうまく使う事を可能にします。そのため、エネルギー効率が良いと言えるでしょう。テニスの試合は時に3時間や4時間に及びます。長時間の試合を戦う上でエネルギー効率が良い事は有利に働くと思います。

利点は他にもあります。肩に力が入ると、余分な動きが生じます。これは、次のプレーへの遅れにつながります。フェデラーのテニスは余分な力みがないため、ボールを打った後の動作がとても早いのです。それにより、並はずれて足が速い訳ではないのに、コート上で相手よりも早く動く事が可能になります。対戦相手はラリーの中で徐々に時間が奪われ、不利な状況に陥ります。

「コート上で相手から時間を奪い、空間を支配する」

これがテニスにおけるフェデラーの偉大さの1つだと思います。私の経験上、肩の力を抜いた動作は、余分な力みがある動作よりも、次の動作への切り替えが半歩はやいと感じます。別の言い方をすると、外力をうまく使った動作は、過度に筋力に頼った動作よりも、次の動作への切り替えが半歩はやいと感じます。様々なスポーツ競技において相手よりも半歩はやく動ける事は有利に働くでしょう。

「外力をうまく使った動作は半歩有利」

これは私の感覚です。

フェデラーの偉大さは他にも色々あります。まだまだ書きたいのですが、このままではこのブログの方向性が分からなくなります。次回のブログでは、再び「適切な身体の使い方」について書こうと思います。フェデラーの偉大さについては、いずれまた書く予定です。

播州太郎「『阪神タイガース』については書かへんの?」

それでは、また次回。

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外部サイト

YouTube ロジャー・フェデラーの動画