適切な身体の使い方-05-【ドアを開ける動作02】

前々回のブログで、ドアを開ける動作についての記事を書きました。しかし、記事が文章のみであったため、内容が少し分かりにくかった様です。そこで本日のブログでは、動画を用いて外力をうまく使ったドアの開け方についてご紹介しようと思います。

播州太郎「平野歩夢のトリプルコーク1440、すごかったなー!」

わたりたかし「たしかに、すごかったなー!」

まずは下記の動画をご覧ください。2つの映像が流れます。

ドアの開け方

播州太郎「映像が地味すぎないか?」

わたりたかし「たしかに・・」

動画の前半は、腕の力に頼ったドアの開け方です。動画の後半は、脚(あし)の力を使ったドアの開け方です。

2つの方法を比較してみましょう。

腕の力に頼ったドアの開け方

上の図では、1の時点で特に何も意識せずにドアノブを握っています。2の時点で腕の力に頼ってドアを引いています。この時私は、僅かですが、首や前腕などに余分なメカニカルストレスを感じています。この方法は、外力を使っていない訳ではありません。しかし、うまく使っているとは言えないでしょう。

脚の力を使ったドアの開け方

上の図では、1の時点で肩の力を抜きながらドアノブを握っています。2の時点で膝を柔らかく使い地面を押しています。この時私の手はドアノブに軽く引っ掛けているだけで、地面を押して得られる反力を利用してドアを開けています。この方法では、余分なメカニカルストレスを感じる事なくドアを開ける事が可能です。また、腹部深層の適度な筋活動も感じる事が可能です。外力をうまく使った方法であると言えるでしょう。

(※この方法は、身体条件によっては、安全に行う事が難しい場合があります。その場合、無理をせずに自分に合った方法で実施して下さい。)

前々回のブログで下記の記述を行いました。

  1. 肩の力を抜くことを動作の始まりとする
  2. 膝を柔らかく使い地面を押す
  3. 地面から得られた反力を利用して動作を行う

これは、外力をうまく使うための手順です。本日紹介した動画や画像を見ることで、外力をうまく使うための具体的なイメージが得られたでしょうか?上記の手順は様々な動作に応用可能です。ぜひ一度、試してみて下さい。

ところで、前回のブログでロジャー・フェデラーの偉大さについて熱く語りました。フェデラーはボールを打った後の動作がとても早い、と書きました。フェデラーが練習をしている姿を見ると、ボールを打ち終わった段階で肩の力がうまく抜け、膝を柔らかく使い地面を押しているのが分かります。フェデラーが練習をしている姿をみるのはオススメです。記事の最後にYouTube動画へのリンクを貼ります。よかったら見て下さい。

播州太郎「ただ練習をしているだけの動画なんてみれるか?」

わたりたかし「2時間位はみれるで」

播州太郎「・・・」

それでは、また次回

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外部サイト

YouTube ロジャー・フェデラーの練習動画

わたりたかし「地味な動画の後は、素晴らしい映像でお楽しみください」

播州太郎「口直しにぴったりやな」

わたりたかし「やかましいわ・・」