適切な身体の使い方-04-【ドアを開ける動作】

日曜日に3回目のコロナワクチン注射をうちました。次の日、39度の熱が出ました・・。

播州太郎「ブログの執筆が遅れて焦ったんとちゃうか?」

わたりたかし「・・・」

本日のブログでは、「ドアを開ける動作」について書こうと思います。前回までの記事を読む事で、ドアを開ける際には指腹でドアノブを握り、身体の正面で行う事が望ましいと想像できると思います。しかし、外力をうまく使った動作をするためにはもう少し工夫が必要です。本日のブログではその工夫を紹介したいと思います。

ドアを開ける動作は、多くの人が日常で行う事でしょう。何も考えずに実施する事も多いと思います。ブログ読者の皆さんは、ドアを開ける際に外力をうまく使っているでしょうか?それとも筋力に頼っているでしょうか?私の場合、以前は筋力に頼っていたと思います。

乱暴な言い方かもしれませんが、腕の力でドアを開けている場合、それは筋力に頼った動作方法と言えるでしょう。外力をうまく使うとは、床反力をうまく使うという事です。床反力とは地面を押す事で得られる地球からの反力です。外力をうまく使ってドアを開けるためには、脚(あし)をうまく使う事が大切です。

具体的に説明します。まず、ドアノブを握ったら、肩の力を抜きましょう。これが動作の始まりです。その上で、膝を柔らかく使い地面を押しましょう。この時、地面から反力が得られます。その力を利用してドアを開けましょう。押して開ける際も、引いて開ける際も、基本的な手順は同じです。

外力をうまく使えば、楽にドアを開ける事ができるでしょう。外力をうまく使えば、「コア」や「丹田(たんでん)」とも呼ばれる、腹部深層の適度な筋活動が感じられるでしょう。腹部深層を意識する事は、外力をうまく腕へと伝達するために役立ちます。

  1. 肩の力を抜くことを動作の始まりとする
  2. 膝を柔らかく使い地面を押す
  3. 地面から得られた反力を利用して動作を行う

これらは外力をうまく使うための手順です。様々な動作に応用できるでしょう。とはいえ1つ問題があります。何かの動作をするたび肩の力を抜いていては、余分に時間がかかります。忙しい時にそれを実施する事は困難です。

播州太郎「この前のブログで『ひと手間をかける』って言ってたやん、それ位しゃあないんとちゃう?」

わたりたかし「それじゃあ、多くの読者に受け入れられへんのよ・・」

播州太郎「いつからそんなに丸くなったんやー、前はワシの角刈りみたいにとがっとったのにー」

わたりたかし「・・・」

話を元に戻します。何かの動作をするたび肩の力を抜いていては、余分に時間がかかります。この問題を解決するために1つ方法があります。動作をする一歩前に、肩の力を抜き始めればいいのです。例えばドアを開ける際には、ドアノブに触れる一歩前に肩の力を抜き始めます。そうする事で時間ロスをする事なく滑らかに外力をうまく使ってドアを開ける事が可能になります。

「動作の一歩前が重要である」

ある動作をする一歩前から肩の力をうまく抜く。それによってその動作に外力をうまく使う。これをスポーツの中で実践していると感じるのがテニス界の伝説、そして私の憧れの「ロジャー・フェデラー」です。日常生活の中で肩の力を抜いて様々な動作をできる人は多くいるでしょう。しかし、テニスというプレッシャーのかかる競技の中で、時にグランドスラムの決勝で、それができるのは信じられません。

播州太郎「わたりたかしはプレッシャーに弱いからなー」

わたりたかし「・・・」

次回のブログでは、ただひたすらロジャー・フェデラーの偉大さについて熱く語ろうと思います。

播州太郎「ブログの方向性がずれてきてないか?」

それでは、また次回。

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