本日のブログは、身体の動きを良くするエクササイズの最終回です。まずは以下の動画をご覧ください。
立位の姿勢で、足の幅を肩幅よりもわずかに広めにとります。膝を柔らかく曲げ伸ばしすると同時に、腕を軽く前後に揺らしましょう。上半身はできるだけリラックスして、床反力をうまく使う事が大切です。この運動は、肩関節周囲や胸郭周りなど、身体の様々な部位を滑らかに動かすために有効です。この運動を私は「振り子運動」と呼んでいます。
播州太郎「もうちょいええ名前はないの?」
わたりたかし「じゃあ、英語にするか」
わたりたかし「『Swing exercise』でどない?」
播州太郎「おー、ええなー」
このトークは、毎度必要だったのでしょうか・・?
痛みや違和感なく行う事が可能であれば、この運動を日常生活に取り入れてみて下さい。私はこの運動を気が向いた時にしています。毎日ではありません・・。基本的に私は、気が向いた時に、気が向く範囲内で、適当に運動を行います。
この運動を実施する上でのコツを紹介します。以前のブログで、「信号機の例え」というのを紹介しました。身体が滑らかに動く範囲は青信号、違和感が生じる範囲は黄信号、痛みが生じる範囲は赤信号です。振り子運動をする際には、身体が滑らかに動く範囲内で実施しましょう。

人により、身体が滑らかに動く範囲は異なります。そして、日によって、身体が滑らかに動く範囲は異なります。エクササイズをする際には、人と比べない事が大切です。そして、その日の自分の身体と向き合う事が大切です。
少し昔の話をします。理学療法士としての仕事を始めて2~3年ほど経ったある日の事、私はひどく首を痛めました。スキーでの転倒がきっかけです。それ以降、私の首はほとんど動かなくなり、様々な症状に苦しみます。私は、心身のバランスを完全に崩しました。この状況から脱するために、私は様々なエクササイズを行いました。この時私が心に留めておいた事が、「人と比べず、自らの身体と向き合う」という事と、「身体が滑らかに動く範囲を少しずつ広げる」という事です。
あれから約10年が経過しようとしていますが、今でも私はエクササイズを続けています。それにより、少しずつ私の身体の動きは改善しています。私もまた旅の途中です。
ところで、その当時の私は理学療法士(治療の専門家)でありながら、自力だけでは身体の問題を全く改善できずにいました・・。しかし、様々な人の支えの中でなんとか回復する事ができました。私が最も困難な状況であった時に私を支えてくれた全ての人に、この場を借りて感謝申し上げます。その中でも、私の家族・友人・職場および、兵庫の下村先生、神奈川の山口先生には、特に感謝申し上げます。今の私があるのは、ここに挙げた皆様のおかげです。
さて、「身体の動きを良くするエクササイズ」シリーズは本日で終わりです。このシリーズでは、3つのエクササイズを紹介しました。しかし、それらが全てではありません。ブログ読者の皆様は、ぜひ自らの身体に合うエクササイズを見つけてください。身体の動きを良くする事は、人生にポジティブな影響を及ぼすと私は信じています。
次回のブログでは、ロジャー・フェデラーについての記事を書こうと思います。その記事で、しばらくブログの更新はお休みです。それでは、また次回。
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