
はじめに
私の名前は亘高史、職業は理学療法士です。この本で私は、ひとつの理学療法アイデアを紹介します。
良い動きとは何か?これは、私が理学療法士として長年にわたり取り組んできたテーマです。この取り組みの過程の中で私は、「滑らかさ」と「エネルギー効率」という観点に至りました。第1章では、これらの観点について紹介します。
第2章では、私が「滑らかさ」と「エネルギー効率」という観点に至った背景を紹介します。また、この本で紹介する理学療法アイデアの根底にある理念を紹介します。
第3章では、身体の動きの評価法を紹介します。この本のメインパートです。評価に特別な道具は必要ありません。あなたの目や手を用いる事で、動きの滑らかさやエネルギー効率を評価する事が可能になります。
第4章では、治療アプローチを紹介します。治療アプローチは、身体の使い方・エクササイズ・徒手療法に大別されます。これらの治療アプローチは、動きの滑らかさやエネルギー効率を向上する事を目指します。
第5章では、理学療法の具体例を紹介します。膝・腰・肩など、筋骨格系に生じる疾患を取り上げます。この章を読む事は、この本に書かれた理学療法アイデアを具体的にイメージする事に役立つでしょう。
近年、人工知能の台頭には目まぐるしいものがあります。知識という観点において人工知能を超える事は難しいです。それゆえ私たち理学療法士は、個々の患者を把握する感性を磨く事が必要であると思います。この本を読む事で、身体のどこに動きの制限があるのか、どの様なメカニカルストレスが生じているのか、どの様なエクササイズが適切か、身体のどこに治療を行うべきかなど、患者の身体固有の状態を把握する事が可能になるでしょう。
私はこの本を、主として若手の理学療法士を対象に書きました。この本が誰かの役に立てば嬉しく思います。
書評
縁のある方々から書評を頂きました。以下に紹介します。
『本書は、「理学療法とは何ぞや?」という問いを提起し、その解を追究し続ける全ての理学療法士に向けた良書となるであろう。』理学療法士 福岡進さま
『理学療法の世界では、感覚等の主観的な指標は基準とならず、データ化できる数値やエビデンスに重きを置いているそうです。若い理学療法士に向けて、敢えて「主観的な感覚」を説明しているこの本は、日常的に相対的な触診感覚を利用している施術家にとっても参考になります。』高徳治療院 星英之さま
出版に関して
この本は、Amazonのペーパーバックおよび電子書籍として自己出版されています。興味がある方は、以下のリンクをクリックして下さい。